入居者との「ちょうどいい○○○」を整える

こんにちは、大家さん応援隊スタッフです。
3月は、入居者対応やトラブルなど、感情が揺れやすい場面で迷わないための整え方をお届けしています。
これまで、入居者対応の線引きや、トラブルが起きたときの初動について整理してきました。
今回はその続きとして、賃貸経営の現場で意外と大きな影響を持つテーマ”入居者との距離感”についてご紹介します。
賃貸経営は、物件を運用する仕事でありながら、
実際には「人と人との人間関係」の側面も大きい仕事です。
そのため、大家さんの中には次のような悩みを抱える方も少なくありません。
・入居者から直接相談が増えてしまう
・つい頼まれると対応してしまう
・距離が近くなりすぎて判断が難しくなる
反対に、こんなケースもあります。
・管理会社任せで入居者の状況が分からない
・入居者とほとんど接点がない
・問題が起きたときに状況が見えない
この二つは一見逆のようですが、
どちらも共通点があります。
それは、距離感の基準が決まっていないことです。
入居者との距離は、
近いほど良いわけでも、
遠いほど楽なわけでもありません。
賃貸経営が安定している大家さんの多くは、
次のような距離感を保っています。
・日常対応は管理会社を通す
・大きな判断だけ自分が関わる
・入居者とは丁寧だがフラットに接する
つまり、
感情の関係ではなく、役割の関係で接しているのです。
距離感が近すぎる場合、
判断はどうしても感情に引っ張られます。
「この人は長く住んでいるから」
「いつも良くしてくれるから」
「今回は特別に…」
こうした判断が積み重なると、
後から基準が崩れていきます。
一方で、距離が遠すぎると、
現場の空気が見えなくなります。
入居者の不満が溜まっていても気づかない。
問題が起きたときに情報が遅れる。
これも、結果として対応が難しくなります。
そこでおすすめしたいのは、
「関係のルール」を決めておくことです。
例えば、次のようなシンプルな基準です。
・日常連絡は管理会社を窓口にする
・大家が直接判断するのは契約や修繕などの重要事項のみ
・入居者と会う機会があれば、丁寧に挨拶する
このくらいのルールで十分です。
大事なのは、
距離感を“感覚”ではなく、
自分の基準で保つことです。
賃貸経営を長く続けている方ほど、
この距離感をとても大切にしています。
近すぎると疲れる。
遠すぎると状況が見えない。
だからこそ、
ちょうどいい距離を整える。
それが、
消耗しない賃貸経営につながります。
最後に、次の一手をひとつ。
入居者との関係について、
「自分が直接関わること」と
「管理会社に任せること」を
それぞれ書き出してみてください。
たったこれだけでも、
距離感の基準が見えてきます。
本日の一言
距離感は、関係ではなく「基準」で整える。
次回は、クレームで迷わないためには、、、。
その詳細についてご紹介します。