その悩み、ひとりで抱え込まないでください!

― 大家さん応援隊スタッフが受けた、ある大家さんからの相談 ―
こんにちは、大家さん応援隊スタッフです。
先日私たちのところへ寄せられたご相談の中から、とても象徴的なケースをお話ししたいと思います。
「同じような悩みを抱えている大家さんはきっと多いはず」
そう感じさせてくれた出来事でした。
■ 思わず本音がこぼれた大家さんの一言
某日夕方16時すぎ、電話口から少し疲れた声が聞こえてきました。
「すみません…アパート経営のことで相談したくて。
どうにも上手くいかなくて、正直もう自信がなくなってきたんです。」
お話ししてくださったのは、築21年の2階建アパートを2棟所有するA(仮名)さん。
入居率が下がり始めたのは半年前。
それに合わせて修繕費も重なり、気持ちの余裕がどんどんなくなっていったといいます。
「自分には大家のセンスがないのかもしれません。
周りは上手くいっているのに、なんで私だけ…」
この言葉には、数字では見えない“心の折れかけ”がにじんでいました。
■ 大家業は孤独。だからこそ声を上げてほしい
私は日々、多くの大家さんから相談をいただいています。
皆さん、口をそろえてこう言います。
「誰に相談すればいいのか分からなかった!?」
不動産経営は、お金・設備管理・入居者対応・将来の戦略──
やることが多く、しかも一つひとつが重い。
そのわりに、日常的に相談できる場所は多くありません。
Aさんも例外ではありませんでした。
「愚痴をこぼしてはいけない」と思い、自分で抱え込んでいたそうです。
でも、心配はいりません。
経営が苦しくなるのは“センスがない”からではありません。
多くの大家さんが通る共通の壁なんです。
■ 不安の正体は「どこが原因か分からないこと」
Aさんの不安は、もう少し具体的にいうとこうでした。
- 空室が増えている原因が分からない
- 修繕費が予測以上にかかっている
- このまま続けていいのか判断できない
- 何から手をつければいいか整理できていない
つまり、
「状況は悪い。でも、何をどう改善すればいいか分からない」
という状態です。
これはとても自然なことで、不動産投資の経験年数とは関係ありません。
多くの大家がつまずくのは、
「間違った行動」よりも「判断の材料が整理されていないこと」。
Aさんのケースは、この典型でした。
■ 小さな“ため息”が出るまで追い込まれていた

話を聞いていくうちに、Aさんの口から深い溜息が漏れました。
「本当は、最初の頃みたいに明るい気持ちで大家業を続けたいんです…
でも、最近はスマホを見るたびに管理会社からの連絡が怖くて。」
大家さんなら、一度は味わったことがある感覚かもしれません。
- クレームの連絡かもしれない
- 修繕の相談かもしれない
- 家賃の未入金かもしれない
不動産経営が“重力”を帯び始めるのは、こうした積み重ねです。
私は電話口で、Aさんの言葉の温度をしっかり受け止めるようにしました。
目の前の課題よりも、まず“心の状態”をほぐすことが先だからです。
■ 私が最初にお伝えしたこと
Aさんの話を一通り聞いた後、私はこうお伝えしました。
「Aさんの悩みは、決して特別なことではありません。
むしろ、多くの大家さんが通る“当たり前の壁”です。
つまり、改善できる余地がたくさんあるということですよ。」
すると、電話の向こうで少しだけ声のトーンが明るくなっているようでした。
人は「自分だけが失敗しているのでは?」と思うと極端に不安になります。
逆に「改善ポイントが見えるものなんだ」と分かると、心が軽くなるのです。
■ ここから、本当の改善が始まる
このお話は、ある意味で“スタート地点”です。
経営の数字や物件の状態を分析するのは、この後の話。
大事なのは——
「悩みを誰かに話せた瞬間から、大家業は好転し始める」
ということ。
Aさんはその日のうちに
「もう少し詳しく状況を見てもらえますか?」
と前向きな声で言ってくださいました。
その一言が、私たちスタッフにとって何より嬉しい瞬間です。
この続きはまたブログで紹介しますね。