— 年末の仕込みを、行動に変えるタイミング —

大家さん応援隊です。
旧年中は、大家さん応援隊のブログや勉強会をご覧いただき、誠にありがとうございました。
新しい一年が始まりましたね。
年末には、
- 数字を整えて、判断スピードを上げる
- 繁忙期を運任せにしないための仕込み
- 年末年始のトラブル対応力を高める事前点検
という3つのテーマをご紹介しました。
どれも共通しているのは、
「慌てて動かないために、先に整える」という考え方です。
そして年始は、その“整えたもの”を
少しずつ行動に落とし込んでいくタイミングでもあります。
気合を入れすぎる必要はありません。
ただ、順番だけは間違えないほうがいい。
今回はその視点で、年始から取り組んでおきたいことを3つお伝えします。
1.年末に整えた「数字」を、意思決定に使い始める
年末に数字を整理した方は、
すでに「武器」は手元にあります。
大切なのは、
数字を“見る”だけで終わらせないこと。
年始にやってほしいのは、例えばこんなことです。
- 空室が1つ出たら、いくらまで条件を下げられるか
- 修繕が重なった場合、どこまで自己資金で耐えられるか
- 今年は「守り」と「攻め」、どちらを優先すべきか
これは難しい分析ではありません。
年末に整えた数字を見ながら、
自分なりの判断基準を言語化するだけでいいのです。
基準があると、繁忙期の判断が一気に速くなります。
迷う時間が減る。これだけでも年始にやる価値は十分です。
2.繁忙期の動きを「仮決め」しておく
年末の記事でお伝えした通り、
繁忙期は「始まってから考える」ほど消耗します。
年始のうちにやっておきたいのは、
正解を決めることではなく、仮でいいから方針を置くこと。
- 空室が出たら、まず何を優先するか
- 募集条件を動かす順番
- 管理会社や仲介との連絡の取り方
完璧である必要はありません。
むしろ「状況次第で変えていい前提」で構いません。
ただし、
何も決めていない状態だけは避ける。
これが年始の重要ポイントです。
仮でも決めておくと、
実際に動き始めたときの負荷が驚くほど下がります。
3.トラブル対応は「連絡ルート」だけ確認する
年末年始のトラブル対策として、
事前点検や備え(そなえ)の話をしました。
年始にやるべきことはシンプルです。
- 何か起きたとき、誰に連絡するか
- 自分が対応すべき範囲はどこまでか
これを一度、頭の中でなぞっておく。
実際にトラブルが起きるかどうかは別として、
「もし今、連絡が来たらどう動くか」を想定するだけで、
対応力は一段上がります。
備えとは、
物を揃えることよりも
迷わない状態を作ることなのだと思います。
年始は、走り出すより「整った姿勢」を作る時期
年始はどうしても、
「今年は頑張ろう」「何か始めなきゃ」と気持ちが前に出がちです。
でも賃貸経営は、短距離走ではありません。
だからこそ、
- 年末に整えた数字を使い
- 繁忙期の動きを仮決めし
- トラブル時の動線を確認する
この3つを年始に軽く押さえておくだけで、
一年の“進み方”が変わってきます。
派手なスタートは必要ありません。
静かでも、決めたことを決めた手順で。
今年も、現場で役立つ視点をお届けしてまいります。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。