全部やる必要、本当にありますか?

こんにちは、大家さん応援隊スタッフです。
以前、6月の記事では、修繕を「必要・先送り・投資」に分けて、どこから手をつけるかを考えました。
修繕は、すべてを同じように考えるのではなく、目的や緊急性によって優先順位を変えることが大切です。
10月は、その考え方を修繕だけでなく、賃貸経営全体に広げて考えていきます。
空室対策、設備交換、修繕、手元資金の確保。
賃貸経営では「やった方がよいこと」が、同時にいくつも出てきます。
では、全部やるべきでしょうか。
ここで本当に必要になるのが、優先順位を決めることです。
今回のポイント
・見つかった課題を全部同時に解決しようとしない
・「急ぐもの」と「待てるもの」を分ける
・使える資金も考えながら順番を決める
■まず「今やる必要があるか」を考える
例えば、給湯器に不具合が出ているなら、入居者の生活に影響するため優先度は高くなります。
一方、まだ十分使える設備を「古くなってきたから」という理由だけで交換するなら、今すぐ必要なのかを考える余地があります。
空室対策も同じです。
問い合わせも内見もほとんどない状態と、内見はあるものの申込みに至っていない状態では、取るべき対応が違います。
まずは、
・今対応しないと問題が大きくなるか
・入居者や募集に直接影響するか
・少し待っても問題がないか
この3つを確認します。
■「やった方がよい」と「今やる」は違う
賃貸経営では、「やった方がよいこと」を挙げればきりがありません。
しかし、使える資金には限りがあります。
100万円使えるからといって、100万円すべてを今使う必要もありません。
突然の修繕や退去が発生することもあります。
だからこそ、
「やった方がよい」ではなく「今やる必要があるか」
で考えることが大切です。
■「やらない」のではなく「順番を決める」
優先順位を下げることは、何もしないという意味ではありません。
「これは今月」
「これは半年後にもう一度確認」
「これは来年の予算に入れる」
このように時期を決めれば、必要な対応を忘れず、手元資金も管理しやすくなります。
9月は、数字を見て「次に何をするか」を考えてきました。
10月は、その一歩先です。
やることが複数あるときに、何から始めるか。
今月は、この「順番の決め方」を考えていきます。
今日のひと言
「やった方がよい」ことを全部やるのではなく、「今やる必要があること」から順番を決める。