修繕費に慌てないための「◯◯の残し方」

こんにちは、大家さん応援隊スタッフです。
6月は、修繕計画と資金繰りについて見ています。
前回は、修繕を
必要・先送り・投資
の3つに分けて考える、という話をしました。
修繕の分類ができたら、次に考えたいのは
その費用をどう残しておくか?
ということです。
賃貸経営では、毎月家賃が入ってきます。
そのため、手元にお金があると、つい安心してしまうことがあります。
ただし、家賃収入のすべてが自由に使えるお金ではありません。
ローン返済、管理費、税金、保険料。
そして、ある時期にまとまって発生する修繕費。
これらを考えると、
使ってよいお金と、残しておくお金を分けて考えることが大切です。
修繕費は、余ったお金で払うものではありません。
いつか発生する可能性が高い費用として、
あらかじめ意識しておく必要があります。
では、資金の残し方を考えるうえで、
まず確認したいポイントを3つ見ていきます。
1)毎月いくら残っているか
最初に見るのは、
家賃収入から支出を差し引いたあと、
毎月どのくらい手元に残っているかです。
ここで大切なのは、
「何となく残っている」ではなく、
大まかでも金額を把握することです。
毎月の余力が分かると、
修繕に備えられる金額も見えてきます。
2)今後発生しそうな修繕はいくらか
次に見るのは、
今後発生しそうな修繕です。
エアコン、給湯器、水回り、外壁、屋上防水、共用部など、
将来必要になりそうな修繕を書き出してみます。
金額は正確でなくて構いません。
まずは、
・小さな修繕
・中くらいの修繕
・大きな修繕
という感覚でも大丈夫です。
大事なのは、
修繕費がまったく見えない状態から、
少しでも見える状態に近づけることです。
3)使わないお金を決めておく
最後に大切なのは、
修繕用に使わないお金を決めておくことです。
手元資金をすべて自由に使えるお金と考えると、
修繕が発生したときに慌てます。
たとえば、
・毎月〇万円は修繕用に残す
・〇〇万円までは使わない
・大きな修繕用に別枠で管理する
このように、自分なりの基準を持つだけでも違います。
厳密な会計処理でなくても構いません。
まずは、「これは修繕用のお金」と分けて考えることが大切です。
ここまでを整理すると、
修繕費に慌てないためには、次の3つが大切です。
・毎月いくら残るかを見る
・今後の修繕を大まかに想定する
・使わないお金を先に決める
この3つが見えているだけで、
急な修繕が出ても判断しやすくなります。
避けたいのは、
「黒字だから大丈夫」と考えることです。
黒字でも、修繕用の資金がなければ、
大きな出費が出たときに不安になります。
だからこそ、
修繕費は発生してから考えるのではなく、
普段から少しずつ意識しておくことが大切です。
次の一手をひとつ。
今月の家賃収入から、
修繕用に残す金額を一度決めてみてください。
金額は大きくなくて構いません。
まずは「残す」と決めることが、
修繕費への不安を減らす第一歩です。
本日の一言
修繕費に慌てない人は、「使わないお金」を先に決めている
次回は、6月のまとめです。
修繕費を前もって見ること。
修繕を必要・先送り・投資に分けること。
そして、資金を残す基準を持つこと。
6月の内容を整理し、
修繕費で迷わない大家さんの共通点としてまとめていきます。